~大須賀恵里室内楽シリーズ~
Andiamo in 水戸 佐川文庫
~未来を嘱望される若者を迎えて~
日時:2017年4月27日(木)18:30開演
出演:正戸里佳、岡本誠司、大須賀恵里
会場:佐川文庫サロン
チケット:4,000円
〇プログラム
バッハ:無伴奏パルティータ第2番二短調 BWV1004より シャコンヌ
R.シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番 作品105
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調 作品4
ラヴェル:ヴァイオリン ソナタ
マスネ:タイスの瞑想曲
ラヴェル:ツィガーヌ
※曲目は変更になることがあります
<<<こちらの公演は終了しました。>>>>
岡本 誠司(Vn)
1994年生まれ。2017年3月に東京芸術大学音楽学部を卒業。2014年7月、ドイツのライプツィヒで開催された第19回J.S.バッハ国際コンクールのヴァイオリン部門にて優勝。64年の歴史あるコンクールの同部門で、アジア人として初の快挙となった。併せて聴衆賞も受賞。それに伴い、千葉県知事より顕彰、台東区文化・スポーツ奨励賞、東京藝術大学平山郁夫文化芸術賞を受賞。 2016年6月、第6回仙台国際音楽コンクールにて第6位と聴衆賞を受賞した。また同年10月には、ポーランドのポズナンでの第15回ヴィエニャフスキ国際コンクールにて第2位を受賞、その後ポーランド各地やロシアでのコンサートツアーで演奏した。小学生の頃よりコンクールに出場し、第60回全日本学生音楽コンクール小学校の部第1位、第2回宗次エンジェル・ヴァイオリンコンクール最年少入賞、カネッティ国際コンクール2009にて最年少第2位と特別賞を受賞するなどした。15歳で初リサイタルを開催し、その後、国内外での無伴奏コンサートやデュオリサイタル、音楽祭などに多数出演、コンチェルトのソリスト、室内楽奏者、コンサートマスターとしても経験を積んでいる。これまでに国内の様々なオーケストラと共演し、海外ではサンクトペテルブルク交響楽団やポーランド各地のオーケストラなどと共演している。
2015,16年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。NPO法人イエロー・エンジェルより楽器の貸与を受け、日本ヴァイオリンより助成を受けている。
これまでに富川歓、中澤きみ子、Gérard Poulet、澤和樹の各氏に師事。大学内では、Pierre Amoyal 、Herwig Zack、長原幸太の各氏のクラスにも所属したほか、国内外のマスタークラスで多くの名ヴァイオリニスト、名伯楽に薫陶を受けている。
正戸 里佳(Vn)
広島市出身。3歳よりヴァイオリンを始める。弱冠11才でモルドバ・フィルハーモニー(ルーマニア)と共演し、ルーマニア国営ラジオで放送される。
2004年 アカシア賞受賞。2011年 エネルギア音楽賞受賞。2006年 パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで第3位受賞(日本人最高位)。2016年7月にはフランスで開催されたドミニク・ぺカット国際ヴァイオリンコンクールで 審査員満場一致の第1位および聴衆賞を受賞。
2008年広島交響楽団第281 回定期演奏会にソリストとして、サン=サーンス作曲ヴァイオリン協奏曲第3番を演奏し、「優美な音色による端正な表現が作品の形式美にふさわしく、また、確かな技法が鮮やかに発揮されたのにも目を見張らせた…」と絶賛された。同年、中国放送ドキュメント「天才ヴァイオリニスト正戸里佳 魂の演奏」に出演し、2009年「第九ひろしま2009」では、サン=サーンスとサラサーテの二つの名曲をベートーベンの大曲への導入として演奏した。2014年ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに招待され、東京を含む四都市で演奏し、2015年にはフランスのコマンジュ・フェスティバルに参加しリサイタルを行った。
桐朋学園女子高等学校音楽科を首席で卒業後、同大学ソリスト・ディプロマを経て2009年に渡仏。パリ国立高等音楽院修士課程をプルミエ・プリ(一等賞)およびフランソワーズ・ドゥロー賞をもって首席で卒業し、その後、同音楽院第三課程を修了する。
これまでに、ロームミュージックファンデーション、明治安田生命クオリティオブライフの奨学生として、また現在は、ヤマハ音楽支援制度留学奨学生として研鑚を積む一方、パリのサル・プレイエル、シテ・ドゥ・ラ・ミュジクやルーヴル宮殿を含む会場でのリサイタル、オーケストラ共演、ラジオフランスでの放送など、活発な演奏活動を行っている。またイタリア、スペイン、ハンガリー、アメリカなど各国のフェスティバルに招待され、リサイタルを行っている。
国内では、広響、大フィル、日フィル、札響、ポーランド放送室内合奏団などのオーケストラと共演し好評を博す。2013年にはOECD第900回総会記念コンサートに出演し、2015年には在仏日本大使館においてリサイタルを開催した。2016年11月28日にパリのサル・ガヴォーにてチャイコフスキーの協奏曲の演奏が決定している。
ヴァイオリンを長谷川夕子、飯田芳江、前橋汀子、工藤千博、原田幸一郎、ローラン・ドガレイユ、パトリス・フォンタナローザ、ピエール・アモイヤルの各氏に師事。
使用楽器は1710年製ジュゼッペ・グァルネリ(フィリウス・アンドレア)。